気候 |
バングラデシュの気候は熱帯モンスーン気候に属します。 大きく、雨季(4月〜9月)と、乾季(10月〜3月)に別れます。 バングラデシュは一年中暑い国と思われがちですが、実は6つの季節があります。 |
夏 | 雨季 | 秋 | 霜季 | 冬 | 春 |
4月上旬〜 | 6月中旬〜 | 8月中旬〜 | 10月中旬〜 | 12月中旬〜 | 2月中旬〜 |
夏 4月上旬〜 |
ベンガル歴の元旦は4月14日頃で「ボイシャメク メラ」という大きな祭りが開催されます。女性は黄色いサリーを着てお祝いします。この頃は花がたくさん咲く季節で日本の初夏を思わせます。 4月下旬から5月にかけては夏の真っ盛りで、バングラデシュで一番暑い季節です。 5月下旬からそろそろ雨が降り始めます。スコールのあとは涼しくて気持ちがいいです。 この頃の果物は大変おいしく、日本でいう旬です。ライチやマンゴー、そしてジャックフルーツ、ブラックベリーなどが雨季の間中、市場に出回ります。 |
雨季 6月中旬〜 |
本格的な雨季が始まります。気温はそれほど高くありませんが、湿度はとても高くなります。 一日中雨が降り続くこともあります。夕立やスコールも頻繁です。バングラデシュでは、雨の日はのんびり過ごす事もあり、雨の日に食べるキチュリなどもまた楽しみです。 ダッカ市内などでは小さな洪水が見られることもあります。農村部でも田畑に水が氾濫することもあります。時々、湖と間違えることもあります。また、湿原が水でいっぱいになり、魚などがたくさん捕れれます。 カダンボの花がきれいに咲くのもこの頃です。 |
秋 8月中旬〜 |
この頃から、雨が段々少なくなります。しかし、雨季が終わった9月下旬頃から、再び暑さが続きます。 この季節の星は大変美しいです。特に、田舎では満天の星と天の川が見られます。また、一年中で、蛍が一番多く見られる時期です。 |
霜季 10月中旬〜 |
バングラデシュの旅行シーズンです。大変暮らしやすく、日本の秋口に似た気候です。 この時期はダッカやあらゆる地方で、歌や舞踊などのイベントが盛んに行われます。新聞にイベント情報も掲載されます。ススキが風になびく風景は日本とよく似ています。シェファリの花が咲きます。段々過ごしやすくなってきます。農村部では、冬野菜の種を蒔くなど準備に忙しくなります。 |
冬 12月中旬〜 |
バングラデシュで一番寒い季節です。日本の秋の気候ですが、バングラデシュ人にとっては大変寒いです。首にマフラーを巻いて、チャドルやダウンジャケット、セーターを着ますが、なぜか裸足です。冬の朝は男性も頭にマフラーを巻いて歩いています。 冬は野菜が一番おいしいです。また、砂糖椰子の樹液と米の粉で作ったピタはこの時期の楽しみです。 |
春 2月上旬〜 |
暦の上では2月上旬から春に入ります。しかし、実際に気温が上がるのは3月に入ってからです。この時期はほこりが多く、マフラーやスカーフは必需品です。花がとても美しい季節です。チューリップ、マリーゴールド、コスモスなどはこの頃咲きます。タゴールの詩もこの季節をうたったものが多いです。 |
平均気温:25℃ 最低気温:10℃(1月頃) 最高気温:40℃(一年で3〜4日) 1月最も寒く、ダッカでの平均気温は19℃です。 5月が最も暑く、ダッカでの平均気温は29℃です。 東北地方(ディナズプール、ロングプールなど)が他の地方より寒い。 4、5月、9月〜11月にサイクロン(台風)がきます。 ベンガル湾周辺や湿原地周辺が被害にあう確率が高いです。 年間降雨量は230cm 雨季の雨量:最低雨量:140cm 最高雨量400cm |
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