民族

 

98%以上のバングラデシュ人はバンガリ(Bengali)族に相当します。それ以外には少数部族とバンガリではないイスラム教の人々が住んでいます。

 人種的には様々な議論ありますが、オストリック・モンゴロイドという説がよく知られています。最近は、DNA手法などによりルート探すという研究も盛んに行われていますが、バングラデシュの場合はまだそのような研究が行われていません。

 但し、歴史をみると度々の侵略により,バングラデシュは様々な文化や人種と触れたことになります。ですので、バングラデシュ人は肌が白い人の白人や黒の黒人らしいの人もいれば、その間の色の人もいます。

 鼻が高い人、そうではない人もいます。身長にも同じことが言えます。

 民族が同じなのでベンガル語が公用語になります。英語もバングラデシュで幅広く使用されています。但し、日本語を知る人は少ないでしょう。

 

少数の部族の一覧

◎サンタル族:ラジシャヒ、ディナズプル、ロングプル等バングラデシュの東北地方に住んでいます。農業や、狩りをして生活をしています。満月の夜には野原で歌ったり踊ったりします。独自の楽器を持っています。女性は化粧をしたりおしゃれが上手です。殆ど自給自足の生活です。

◎チャクマ族:チッタゴン丘陵の先住民族の中で最も人口が多く約25万人います。顔が日本人やタイ人、ビルマ人に似ています。チャクマは仏教徒です。集落ごとにお寺があり、結婚式や葬式も仏式で行われます。チャクマは独自の言語をもっており、各家庭ではチャクマ語が話されています。民芸品やチャクマ・ダンスが有名です(バンブーダンスに似ています)。 ほとんどの人が教育を受けています。

チッタゴン丘陸にはチャクマ族以外にもラルマ、マルマ、テピア、カシアなどの部族がいます。服装は装飾品を使ってとてもきれいです。カシア、モグ、マルマ族は高床式住居に住んでいます。段々畑を作る部族もいます。

◎モニプリ:シレットという地方に住んでいます。ここには、茶畑が多く見られ、景色がとてもきれいです。ニラやドクダミ草などのハーブをサラダとして食べるなど食文化も独特です。モニプリの作るハンディクラフトはダッカで購入できます。

 

 


サンタル族


チャクマ族


モニプリ族


チャクマ族

 

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