ライカリハイスクールでのワークショップ ワークショップの写真を見る
学年:1月から中学3年生になる男女
人数:70名
時間:1時間30分
進行:藤本恵子
バングラデシュと日本・・・似ているところは? どこかでつながっているよね! 1.日本の小学4年生〜中学2年生がバングラデシュの衣装を着ている写真を見てもらう。 2.写真から感じたことをグループごとに話し合い代表者に発表してもらう。 3.日本のことで知っていることは? 4.バングラデシュと日本の似ているところは? 5.日本人でバングラデシュで暮らした経験のある川村宏義さんの発表。 6.バングラデシュ人で日本で暮らしているカビールさんの発表。 7.みなさんからの意見質問。 8.ふりかえり 今日の感想をグループで話し合い代表者に発表してもらう。 |
内容
1.日本の小学4年生〜中学2年生がバングラデシュの衣装を着ている写真を見てもらう。
2.写真から感じたことをグループごとに話し合い代表者に発表してもらう。
「この写真はなにかイベントの時のである。」「バングラデシュの服を着ている」「不思議な着方をしている」
「私達と同じ、バングラデシュ人である」
実は当日まで、どのようなワークショップができるのか想像がつきませんでした。上記は私自身が大変驚かされたあるグループの感想です。日本人の顔をしているのに、バングラデシュの衣装を着ていることでバングラデシュ人と判断したのです。なぜなのか理解できませんでした。あとで気がついたのですが、バングラデシュのチッタゴン地方には日本人とよく似た先住民族がいます。写真で見ても間違うくらいよく似ています。実は私もチッタゴンへ向かう空港で、バングラデシュで8年暮らしたという日本人医師にその先住民族と間違えられました。医師は私が日本語を話していたので日本人とわかり話しかけてきました。私がサロワカミズを着ていたので日本人とは思わなかったそうです。チッタゴンでは日本人に似たバングラデシュ人に会うことができました。
3.日本のことで知っていることは?
「工業が発達している」「太陽が一番早く昇る国」「家電が充実している」「自分達の日常生活に日本の製品が多い」
4.バングラデシュと日本の似ているところは?
「日本からバングラデシュに入った言葉でリキシャがある」
藤本:バングラデシュから日本に入った言葉→パジャマ
民族衣装 バングラデシュ→サリー
日本→着物 どちらも布を体に巻きつける
5.日本人でバングラデシュで暮らした経験のある川村宏義さんの発表。
「バングラデシュと日本の国旗がよく似ている」「日本にも田んぼがある」・・・似ている点から
このような意見交換の場を今後もふやしていくことが大切です。私もできる限り、このライカリハイスクールに来たいと思います。今日はあ
りがとうございました。
6.バングラデシュ人で日本で暮らしているカビールさんの発表。
日本に住んでいても折り紙を覚えることはありませんでした。でも、みなさんはバングラデシュ流の折り紙を知っていてすごいと思いまし
た。今後もいろいろな面でがんばってください。
7.みなさんからの意見質問。
「日本の子供達はどうしてバングラデシュの服をきているのか」
異文化理解のワークショップの写真に疑問を持った生徒の質問でした。
「日本の有名なものは何ですか」「水蓮の花がありますか」
8.ふりかえり 今日の感想をグループで話し合い代表者に発表してもらう。
「今まで知らなかった二つの国の共通点を知ることができた」「日本とバングラデシュの似ているところを知ることができた」
「みんなで話合う機会が持てた」「他の国のことが少しわかった」「みんなとの話合いがよかった」「また来年も来てください」
「このように、意見交換できた授業ははじめてだった」「みんなの意見をまとめて発表する体験ができた」「もっと外国のことを知りたいと思った」
ワークショップが終了してから生徒達と折り紙をしました。折り紙は「日本の文化」と張り切って鶴を折ったのですが、なんとライカリのみなさんから「バングラデシュの文化」を教わる時間になりました。男の子も女の子も魔法のように折り紙を披露してくれました。短い時間で折上げた、バングラデシュの国花シャプラ。そして鶴とはまったく異なった折り方で完成した鳥。日本の笹舟とは違うバングラデシュの船。こまもしゃぼんだまもバングラデシュにあります。そしてあやとりも。私達日本人と似ている遊びもたくさんあります。住む国は違っても同じ地球に生きている。やはり、どこかでつながっていますよね。