人口

 

2001年推定

バングラデシュの人口 131,269,860人  
人口増加率 1.59%  
出生率 2.53% 死亡率 0.86%
平均寿命 60.54才 乳児死亡率 6.985%

 

右図はバングラデシュの人口密度です。
中央付近の赤い部分が首都ダッカです。地方都市のチッタゴン、ラジシャヒ、クミッラにも人口が集中しています。

全人口(131,269,860人)の年齢分布
0−14才:35.04%(男性23,550,607人 女性22,451,006人)
15―64才:61.6%(男性41,432,123人 女性39,434,633人)
65才以上:3.36%(男性2,389,639人  女性2,011,852人)

性別分布
全人口:1.05 男性/女性
出生時:1.06 男性/女性
15才以下:1.05 男性/女性 
15−64才:1.05 男性/女性
65才以上:1.19 男性/女性
 

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バングラデシュの人口密度

 

 バングラデシュは、世界で人口密度が最も高い国の一つです。
近年のデータによると、人口増加率は1.5%程度ですが、10年前は3%でした。独立して以来、およそ25年間で人口が約2倍になりました。独立後、国民が医療機関を簡単に利用できるようになり、死亡率が低下したのが、人口増加の理由の一つです。
 また、現在の人口増加率の減少については次の理由が考えられます。バングラデシュでは、産児制限はありませんが、政府や非政府組織(NGO)などが計画的な出産の大切さをアピールしています。その結果が人口増加率の低下につながったと思われます。しかし、先進国より寿命が短い、乳児死亡率が高い、医療システムが充実していないという問題点もたくさんあります。それでも現在は、子どもにワクチンを与える制度が、日本の援助で確立され、乳児死亡率は低下しました。また、国の経済活動に参加できる15―64才の人口が全人口の60%以上を示しています。10年ほど前はもっと少なかったのです。
 毎年、仕事や可能性を求めて田舎から、都市に人々が出てきます。そのような人が集まることで、都市部の人口が増え、同時に、衛生面をはじめ、様々な問題が起こっています。この問題をどうするかが今後の大きな課題といえるでしょう。

 

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